Float Curve

Float Curve の設定方法
- 左下が (0, 0)、右上が (1, 1)。
- Float Curveの曲線を編集して、位置、太さ等を細かく変化させることができる。
※Color Rampでも同様のことが出来る。
Float Curve の概要・説明
「グラフの線を使って、数字の変化に『緩急(タイミングや強弱)』をつける」機能です。
Map Range が「直線的な変化(ずっと同じスピード)」だったのに対し、Float Curve は「最初はゆっくり、途中から急に、最後はまたゆっくり」といった複雑な動きの味付けができます。
具体例:車の発進と停止
車が発進して、次の信号で止まるまでのスピードの変化をイメージしてください。
- 直線的な変化(Map Range のみ): アクセルを踏んだ瞬間に時速60キロになり、急にピタッと止まる(ロボットのような不自然な動き)。
- カーブを使った変化(Float Curve): 最初は「じわっ」と動き出し、途中でグンと加速し、止まる直前は「するスルー」と減速して滑らかに止まる。
この「じわっ」「グン」「するする」という空気感や滑らかさを、グラフのカーブを描いて自由にコントロールできるのが Float Curve です。
グラフの見方(インプットとアウトプット)
ノードの中にある四角いグラフの枠は、以下のようなルールになっています。
- 横軸(左から右): 入力される値(0.0 ~ 1.0)
- 縦軸(下から上): 出力される値(0.0 ~ 1.0)
初期状態では、左下から右上に向かって真っ直ぐな斜めの一本線が引かれています。これは「入力された数字をそのまま出す(変化なし)」という意味です。
カーブを変えるとどうなる?
グラフの線をクリックすると「点(コントロールポイント)」が追加され、線をぐにゃっと曲げることができます。
- 線を「S字」に曲げる(両端を緩やかにする):
最初と最後がなだらかになります。アニメーションでいう 「イーズイン・イーズアウト(スロースタート&スロークローズ)」 になり、モノの動きがとても自然で高級感のある見た目になります。 - 線を真ん中だけ「山」にする(中央を高くする):
入力が 0 から 1 へ進むにつれて、出力は一度上がってからまた 0 に戻ります。これを使うと「バウンドする動き」や「一瞬だけピカッと光るエフェクト」が簡単に作れます。
使うときの超重要ルール:「0 から 1 の間」で使う
Float Curve は基本的に、「0.0 から 1.0 までの間の数字」しか受け付けてくれません。
もし 10 や 100 といった大きな数字をそのまま入れてしまうと、グラフの右端(1.0 の位置)で数値が詰まってしまい、正しく機能しなくなります。
こう言う場合は、 Map Range が大活躍します!
・よくある最強の組み合わせ(Map Range + Float Curve)
- 時間(例:1~60フレーム)を、Map Range を使って 0.0 〜 1.0 に変換する。
- その 0.0 ~ 1.0 になった綺麗な数値を Float Curve に入れる。
- グラフで「動きの緩急」をつける。
- (必要なら)もう一度 Map Range や 数式(掛け算) を使って、実際の動かしたい幅(例:0m~5m)に広げる。
この連携技は、Blenderのジオメトリノードでアニメーションやエフェクトを作るときに最もよく使う王道のパターンです。
Value と Factor
Float Curve は 「0.0 〜 1.0 の間」 で使うというルールをお伝えしました。
そのため、Float Curve の入力ソケットの名前は、単なる数字を入れる Value ではなく、割合を意味する Factor(または Value だが実質 Fac として扱う) になっていることが多いです。
- Map Range で、大きな数値(Value)を 0.0~1.0 の割合に変換する。
- その 0.0〜1.0 になった数値を、Float Curve の Factor に入れる。
- グラフで形を変えて、滑らかになった 0.0~1.0 の数値を結果として出力する。
このように、ジオメトリノードでは 「Value(具体的な数)を一度 Factor(0〜1の割合)に変換して、加工してからまた Value に戻す」 という流れが非常に頻繁に出てきます。
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