MENU

3D Daring Dignified Art

3D Daring Dignified Art

Blender 4.1 がリリース！（アップデート含む）

2024.03.27投稿 | 2024.03.29更新

Blender 4.1（2024年3月26日リリース）がリリースされました。

Blender 4.1

主な新機能として、

  • Geometry Nodes に新機能が多数追加
  • New CYCLES Render
  • 新しい アニメーション・キーフレーム
  • News FAST Compositor
  • 改善されたパフォーマンスなど

Blender 4.1 リリースノート

Geometry Nodes に新機能が多数追加

Baking

ノードグループ内のデータを保存およびロードすることで、入力を再計算する必要がなくなり、手順のワークフローを失うことなくパフォーマンスの高いジオメトリを作成できます。

静止フレームとアニメーション、ボリュームオブジェクトの両方がサポートされており、ファイルサイズが小さくなるように最適化されています。ベイク処理されたフレーム範囲は、ノードの上部にキャッシュラインとしてタイムラインに表示されます。さらに、ベイク処理 (シミュレーションも) でマテリアルが失われることがなくなり、元に戻した後も失われることがなくなりました。

Menu Switch

Menu Switchノードを使用すると、カスタム 「enum」 メニューを作成して、グループインターフェイス内のオプションを切り替えることができます。

新しいGeometry Nodes

  • Index Switch
  • Musgrave
  • Split to Instances
  • Sort Elements
  • Rotate Rotation
  • Active Camera

新しい「Smooth By Angle」モディファイアー

メッシュの [自動スムーズ] オプションは、モディファイヤノードグループアセットに置き換えられました。つまり、ジオメトリノードは、自動スムーズオプションを使用して 「オリジナル」 メッシュを作成することなく、エッジのシャープネスを設定し、分割法線を作成できるようになりました。モデリングへの影響の詳細については、Modelingのリリースノートを参照してください。

New CYCLES Render

OpenImageDenoiseがサポートされているハードウェアでGPUアクセラレーションされるようになり、3D ビューポートで高品質のノイズ除去をインタラクティブな速度で利用できるようになりました。3D ビューポートでGPUレンダリングを使用している場合や、最終レンダリングの場合は自動的に有効になります。

新しい アニメーション・キーフレーム

Rigging

ボーンコレクションが階層化されました。コレクションはフラットリストではなくツリーで表示され、ドラッグアンドドロップで並べ替えたり入れ子にしたりできます。表示は、ボーンコレクション自体とその祖先によって決まります。ボーンコレクションは、親要素が表示されている場合にのみ表示されます。ボーンコレクションも 「ソロ」 編集できるようになりました。

Select & Paint

新しい選択モードでは、ウェイトペイント (Weight Paint) モードを終了せずにボーンを簡単に切り替えることができます。この機能は、アーマチュアが選択されている状態でメッシュのウェイトペイントモードを開始すると使用でき、ヘッダーのボーンアイコンを使用するか、ホットキー 「3」 を押してアクセスできます。

BAKE OFF

グラフエディタ (Graph Editor) に、チャンネルをベイク処理するための新しいオペレータが追加されました。オプションは次のとおりです。

  • ベイク処理するフレーム範囲を指定します。
  • キー間の距離を定義する(例えば2秒で)
  • 範囲外のキーを削除します。
  • 補間タイプを定義します。
  • モディファイヤをベイク処理します。

グラフエディタ (Graph Editor) のチャネル (Channel) »チャネルのベイク (Bake Channels) で見つけます。

News FAST Compositor

ビューポートコンポジタで、Cryptomatte、Defocus、Vector Blur、Keying Screenがサポートされるようになり、レンダーレイヤパス(イメージ、アルファ、深度以外)を除くすべてのノードのサポートが完了しました。

改善されたパフォーマンスなど

User Interface

  • 入力の期待値に関するヒントを表示する入力プレースホルダ。
  • 別のウィンドウ間でCryptomatte pickingを実行できるようになりました。
  • ユーザインタフェースフォントのカスタムウェイト。
  • 十分な領域がない場合、Wide Enumリストが1列に集約されるようになりました。
  • 環境設定のUIフォントの変更がOSのフォントフォルダで開始されるようになりました。
  • レスポンシブファイルブラウザのリストビュー。
  • カラーピッカーカーソルの表示とフィードバックの改善。
  • 文字が見つからない場合、テキストオブジェクトフォントがフォールバックスタックで検索されるようになりました。
  • アニメーションマーカー描画の改善。
  • メニューおよびポップアップブロックのコーナーの丸めが改善されました。
  • メニューおよびポップアップブロックのシャドウの品質が向上。
  • コンポジタノードツリーの初期表示の改善。
  • MacのBlenderウィンドウの外側でスポイトで色を選択できるようになりました。
  • 最近使用したメニュー項目を開くと、blenderのバージョンとサムネイル (使用可能な場合) が表示されるようになりました。
  • [最近使用したファイルを開く] メニューに [最近使用したファイルの一覧を消去] 項目が追加されました。
  • レンダリングカラー変換を適用してバックグラウンドイメージを表示できるようになりました。
  • ファイルブラウザのツールチップに、blenderのバージョン、イメージの寸法、ビデオの詳細などが表示されるようになりました。
  • 手動で保存した後、自動保存タイマーが再開されるようになりました。
  • テキストオブジェクトにUnicode値で文字を入力するダイアログ。
  • オペレータのプロパティダイアログに 「キャンセル」 ボタンが追加されました。
  • スカルプト (Sculpt) とグリースペンシル (Grease Pencil) のオートマスクオプションの表示切り替えが追加されました。
  • 変更の完全なリストを表示する。

Image Editor

  • イメージエディタでイメージを90度単位で回転できるようになりました。
  • Image Vectorscopeの外観が更新され、色付きスコープまたはルミナンススコープを表示できるようになりました。

Outliner

  • アウトライナ (Outliner) コレクションをダブルクリックしてすべての子を選択します。
  • アウトライナ (Outliner) からモディファイヤを適用できるようになりました。
  • アウトライナ (Outliner) のコンテキストメニューには、 「Show Hierarchy」 と 「Expand/Collapse All」 があります。

3D Viewport

  • ウォークモードで、相対的なアップ/ダウン (R/Fキーを使用) がサポートされるようになりました。
  • 改善されたメッシュエッジハイライト。
  • テキストオーバーレイのコントラストの向上。
  • ジオメトリノードビューアアトリビュートの影付きテキスト。
  • [カメラをビューにロック] (Lock Camera to View) を切り替えるギズモボタン。

Python API

  • Pythonがバージョン3.11にアップグレードされました。
  • 整数プロパティに列挙項目のサポートが追加されました。
  • UI:レイアウトパネル。
  • シェイプキーロック。
  • APIの追加。
  • 重大な変更。

Rendering

  • ポイントライトとスポットライトの新しいソフト減衰オプション。
  • MusgraveテクスチャがNoiseに置き換えられました。

Hydra

  • パーティクルシステムのヘアのレンダリングをサポートする。
  • MaterialXへのシェーダ変換のサポートの向上。
  • 大規模メッシュの書き出しが最大6倍高速化。

Sculpting

  • ブラシ:ビューと通常のオートマスクの設定を追加。
  • ブラシ:入力サンプルの設定を追加。
  • 伝播ステップ値の自動問い合わせのシーン設定を追加する。
  • ボクセルの再メッシュアトリビュートの保存により、すべてのアトリビュートが伝達され、パフォーマンスが向上。

Rigify

  • ネストされたボーンコレクションがリグレイヤUIでサポートされるようになりました。
  • カスタムプロパティでチェックボックスとドロップダウンが使用されるようになりました。

I/O

  • STL:3~10倍高速化された新しいエクスポータ。
  • OBJ:フラットまたはスムースシェーディングメッシュの書き出しが最大40%高速化。
  • glTF:いくつかの新機能と強化。
  • Alembic:点の速度のサポート。
  • Alembic:レンダリング解像度がカメラに書き込まれるようになりました。
  • FBX:法線を書き出すときの改善点。
  • PLY:インポータとエクスポータでカスタム頂点アトリビュートがサポートされるようになりました。
  • 3 DS: [角度によるスムーズ] モディファイヤから自動スムーズ角度を書き出し。
  • ドラッグ&ドロップをサポートする新しいAPI。

Infrastructure

  • 新しい開発者ドキュメントプラットフォーム。
  • ユーザーマニュアルの新しいテーマ。

EEVEE & Viewport

  • 反射キューブマップの名前が球に変更されました。
  • 反射平面の名前が平面に変更されました。
  • 放射グリッドの名前をボリュームに変更。